ニュース

竹中工務店、ユーザーローカルのチャットボットを導入 社内の問い合わせ対応を効率化

 株式会社ユーザーローカルは15日、株式会社竹中工務店が、AIを活用した自動応答システム「サポートチャットボット」を導入したと発表した。竹中工務店はこれによって、社内の問い合わせ対応業務の属人化を解消し、対応品質の向上を図るという。

 8000名規模の社員を抱える竹中工務店では、以前から、問い合わせ対応業務の負担を軽減したいという各部門から要望が挙がっていたとのことで、今回は、各部門の負担を減らすとともに、社員からの問い合わせを24時間自動で回答できるようにするため、「サポートチャットボット」を導入した。

 このチャットボットでは、社員が「子供が熱を出した際などの時間休の申請方法について」「年末調整の申告期間はいつまで?」といった質問を投げかけると、スムーズに手続き方法を案内してくれるという。

 実際に、先行してサポートチャットボットを導入した総務部門では4割、人事部門では2割の社内問い合わせが削減されるなど、効果が上がっているとのこと。また、運用のしやすさと使いやすさが評価されており、現在では9部門で導入されるなど、活用範囲が拡大しているとした。

 さらに、これまではレスポンスが難しかった祝日や深夜の業務に携わる社員からの問い合わせについても、チャット形式で即時対応できる窓口となったことから、社内問い合わせ業務の効率化を実現したとしている。

導入されたチャットボットのイメージ