グレープシティ、Windowsフォーム用UIコンポーネントセット2製品が.NET 6とVisual Studio 2022に対応

　グレープシティ株式会社は16日、入力＆業務画面UIコンポーネント「InputManPlus for Windows Forms」と、多段明細＆日付表示グリッドコンポーネント「MultiRowPlus for Windows Forms」において、新版「11.0J」を3月30日にリリースすると発表した。

　InputManPlus for Windows Formsは、日本の業務アプリケーションに求められる機能を多数備えた、入力＆業務画面UIコントロールセット。一方のMultiRowPlus for Windows Formsは、複数行や自由レイアウトの表画面作成と、日本固有のカレンダー表示を実現するグリッドコンポーネントセットである。

InputManPlus for Windows Forms 11.0J／MultiRowPlus for Windows Forms 11.0Jの画面イメージ

　今回の新版では、両製品に共通して、日本マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET」の最新版である「.NET 6」に対応した。また、.NETアプリケーションの統合開発環境Visual Studioの最新版「Visual Studio 2022」への対応を実施しており、パフォーマンスが高いWindowsフォームアプリケーションの開発が可能になるという。さらに開発環境／運用環境において、最新のクライアント向けWindows OSであるWindows 11もサポートした。

　また新版では、製品個別の新機能も追加されている。InputManPlus for Windows Forms 11.0では、入力フォームに対して独自の検証処理を行うための「カスタム検証コンポーネント」を追加した。これにより、従来の検証コンポーネントでは対応できない、独自の検証条件に基づいたメッセージの通知やテキストボックスの背景色変更といった処理を実装できるようになる。この機能により、独自に定義した検証条件に基づいて、メッセージの通知やテキストボックスの背景色変更などの処理が可能となるため、入力フォームのエラーチェック等に有効とのこと。

　これ以外では、オートフィルタ中に抽出されているデータについて、ステータスバーや任意の場所に、項目の総数や選択中の件数の表示を行えるようにした。

　一方のMultiRowPlus for Windows Forms 11.0では、セルの内容のフロート表示に対応。グリッドの画面設計でセルを結合して利用している場合でも、セルに入力されている内容が画面スクロールに追従して表示されるため、画面をスクロールした時の文字列の見切れを抑制しやすくなった。

　このほか、カレンダー形式のグリッド上に表示しているアポイントメント型セルを、マウスのドラッグで移動できるようにした。マウス操作で増減する際の単位設定も可能なため、ガントチャートとしての利用がより便利になるとのことだ。

　価格は両製品とも、1開発ライセンスが17万6000円(税込)。