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凸版印刷、AIを活用し商品パッケージの校正作業を自動化する「review-it! for Package」
2022年2月15日 12:04
凸版印刷株式会社は15日、校正自動化サービス「review-it!（レヴュイット）シリーズ」の第2弾として、商品パッケージの校正作業を自動化する「review-it! for Package」を2月中旬より提供開始すると発表した。
review-it!シリーズは、AIを活用することにより、印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し、企業ごとの基準に合わせた文章の校閲・校正を可能にするサービス。
今回提供するreview-it! for Packageはその第2弾で、企業が販売する商品パッケージの校正に特化したサービスとして開発された。具体的には、目視確認や読み合わせで確認している表示原稿と、制作中のパッケージのデザインデータとの比較を自動で行い、作業負荷の削減とヒューマンエラー防止を両立するという。
また、2つのPDF間での差分を自動で抽出する機能を搭載しており、デザインに修正が入った際の前後版の比較や、入稿データと版下データの差分確認時において、目視確認の負荷を削減する。加えて、オンラインでの校正と回覧を実現しているため、リモートワークなどの時間や場所を選ばない働き方や、業務上のペーパレス化を支援できるとのこと。
価格は、初期費用が90万円から、月額費用が20万円から。
なおreview-it! for Packageは、すでに小林製薬株式会社での採用が決まっており、商品パッケージ制作・校正業務における業務効率化を目的に利用される予定。採用に先だち、凸版印刷と小林製薬は共同でサービスの実証実験を約半年間実施しているが、商品パッケージ制作における校正業務に活用すると、作業者の負荷削減やヒューマンエラーの減少などの業務効率化が確認されたとしている。
