ニュース

SailPoint、AWSの東京リージョンを活用して国内にサービス提供基盤を構築

 米SailPoint Technologies(以下、SailPoint)の日本法人であるSailPointテクノロジーズジャパン合同会社は28日、Amazon Web Service(AWS)の東京リージョンを活用し、国内にサービス提供基盤を構築したと発表した。

 SailPointは、企業にあるすべてのアイデンティティ(ID)を一元的に可視化し、ID管理業務の自動化を実現する、AIや機械学習を活用したクラウド型ID管理ソリューションを提供している。

 SailPointの提供リージョンは、フランクフルト、ロンドン、モントリオール、シドニーのほか、米国2都市にあり、東京は7番目となる。今回の国内でのサービス基盤構築は、SailPointが提供するクラウド型IDセキュリティに対する世界的なニーズ拡大への対応および、顧客企業のデータレジデンシー要件の達成サポートが目的だとしている。

 SailPointのAWSリージョンは、高可用性マルチテナント型SaaS環境で、他リージョンから完全に分かれており、データが他リージョンで複製、バックアップ、保存されることはないと説明。また、リージョン内で発生した障害は、SailPointの他のAWSリージョンに影響を与えることはないとしている。

 SailPointテクノロジーズジャパン社長兼本社バイスプレジデントの藤本寛氏は、「昨年、日本での事業を開始して以来、顧客需要は増加の一途をたどっています。お客様にご満足いただけ、ビジネスの成功をサポートできるサービスを提供するためには、クラウドインフラストラクチャの最適化が欠かせません。東京リージョンでの新たなサービス基盤構築により、これを達成し、SailPointのアイデンティティ・セキュリティを国内で保持することが可能となります」と述べている。