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CTC、IDのライフサイクル管理を自動化する「SailPoint's SaaS Identity Platform」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は27日、米SailPoint Technologies(以下、SailPoint)のID管理システム「SailPoint's SaaS Identity Platform」の取り扱いを開始した。

 SailPoint's SaaS Identity Platformは、人事システムやワークフローシステムなどと連携し、従業員の入社や異動、退職に伴うアカウントの発行や権限変更、削除などのライフサイクル管理、各システム上でのIDに関連する情報を可視化し、使用状況を監視するID管理システム。

 100種類以上のシステムと連携し、オンプレミスのアプリケーションやクラウド上のファイルへのアクセス履歴を含めて情報を一元化し、定期的な棚卸しによる使用状況の追跡を行うことで、ガバナンスの向上につなげられる。ユーザーがアクセスするたびに、企業のセキュリティポリシーとの整合性について自動で検証を行う仕組みで、ゼロトラストセキュリティも実現する。

 さらに、1回の認証でさまざまなシステムにログインできるシングルサインオン(SSO)システムと連携することで、ユーザーの利便性をさらに高められ、多要素認証システムとの連携によるさらなるセキュリティ強化も実現できる。

 CTCでは、社内システムとしてさまざまなクラウドサービスを利用し、大規模なID管理を行っている企業を中心に提供し、3年間で30億円の売上を目指す。また、今後は、SailPoint's SaaS Identity Platformの導入に伴うシステム構築やコンサルティング、運用支援サービスを提供し、人事システムやシングルサインオンなどの既存システムとの連携も支援する。