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McAfee EnterpriseとFireEyeの統合により設立される新会社名を「Trellix」に、XDRソリューションを提供

 Symphony Technology Group(以下、STG)は19日、Extended Detection and Response(XDR)を提供する新会社の社名「Trellix」を発表した。

 Trellixは、STGが買収したMcAfee EnterpriseとFireEyeの統合により設立される新法人。STGでは、2021年3月にMcAfeeの法人向け事業(McAfee Enterprise)の買収を発表。また、2021年6月には、FireEyeの製品事業の買収を発表している。

 新会社となるTrellixは、機械学習と自動化によるテクノロジーイノベーションを加速させることに注力し、XDRを組織に提供すると説明。TrellixのXDRエコシステムは、600以上のネイティブかつオープンなセキュリティ技術を取り込む機能を顧客提供することで、セキュリティ運用の効果を加速させるよう設計されており、セキュリティアナリストにより優れた洞察を提供し、より多くのコントロール、包括的な脅威情勢を提供することで、アナリストは時間を節約し、確信をもって脅威に対処できるとしている。

 Trellixの最高経営責任者を務めるブライアン・パルマ氏は、「現在の企業組織が推し進めるデジタルトランスフォーメーションの実現には、継続的なイノベーションや成長、回復力を確保できる強力なセキュリティ基盤が欠かせません。TrellixのXDRプラットフォームは、自動化、機械学習、拡張可能なアーキテクチャ、脅威インテリジェンスを用い、セキュリティ対策に新たな息吹をもたらすことでお客さまを守ります」とコメントしている。

 また、STGでは今四半期末に、CASB(Cloud Access Security Broker)やSWG(Secure Web Gateway)、ZTNA(Zero Trust Network Access)など、McAfee EnterpriseのSSE(Secure Service Edge)ポートフォリオを、独立した事業として立ち上げる予定としている。