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デル・テクノロジーズ、AI/データ分析ソフトウェア「Dell Technologies Validated Design for AI」と管理ツール「Omnia」を日本で提供

 デル・テクノロジーズ株式会社は17日、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)や人工知能(AI)、データアナリティクスの統合管理能力を高めるオープンソフトウェア「Omnia」と、AIやデータ分析をサポートする「NVIDIA AI Enterprise」ソフトウェアに対応する、「Dell Technologies Validated Design for AI」の日本での提供開始を発表した。

 Omniaは、IntelおよびHPCコミュニティーの協力のもと、デル・テクノロジーズの「HPC & AIイノベーション ラボ」で開発されたオープンソースソフトウェア。HPCのシミュレーションやAI用のニューラルネットワーク、データアナリティクス用のインメモリーグラフィック処理といったユースケースに基づいて、ソフトウェアソリューションを各サーバーにひも付けることで、展開に要する期間を数週間から数分へと短縮でき、管理者は柔軟なリソースの統合プールを構築して、増え続ける多様なニーズを満たすことができる。

 NVIDIA AI Enterpriseは、NVIDIA認定システムに搭載したVMware vSphereでのみ実行される、AIおよびデータ分析ソフトウェア。「Dell Technologies Validated Design for AI」は、デル・テクノロジーズが提供するプラットフォームと、NVIDIA AI Enterpriseを活用することで、従来の管理操作を変えることなく、GPU資源を仮想化して利用効率を向上することができる。従来型のワークロードだけでなく、コンテナ化されたクラウドネイティブワークロードにも対応し、企業のデジタル化を加速する。

 また、デル・テクノロジーズの大手町オフィスに移転した「Dell Technologies AI Experience Zone」で、OmniaとNVIDIA AI Enterpriseを活用したデモや検証の実施が可能になった。

 製品の価格は個別見積もり。デル・テクノロジーズでは、年間約50社の新規ビジネス獲得を目指す。