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両備システムズとxID、マイナンバーカードを活用した認証基盤の実装や新規事業創出で業務提携

 株式会社両備システムズは14日、マイナンバーカードを活用したデジタルIDソリューション「xID(クロスアイディー)」を提供するxID株式会社と業務提携契約を締結し、顧客に対するマイナンバーカードを活用した認証基盤の実装とデジタルIDを活用した各種提供サービスでの連携などに取り組むと発表した。

 両備システムズでは、さまざまなサービスをオンラインで利用する機会の急激な増加により、オンライン上での本人確認やサービス提供時における個人情報提供の同意取得などの重要性が非常に高まっていると説明。また、マイナンバーカードの普及も進んでおり、 2021年12月1日現在、国民の40%近くが所有する状況で、官民サービスを含む社会への実装がより一層期待されているとしている。

 さまざまな分野においてシステムを提供する両備システムズと、マイナンバーカードに特化したデジタルIDを提供するxID社が連携し、マイナンバーカードを活用した認証基盤を各種システムに実装することで、本人確認などのコストの削減やパーソナライズされたサービスの提供を実現することで、利用者中心の官民DXを推進するとしている。

 事業連携については、両備システムズの既存サービスへのマイナンバーカード、デジタルIDの実装と、デジタルIDを活用した新規事業の創出の2つの側面があると説明。連携を機に、xIDのマイナンバーカード・デジタルIDに関する専門的な知見やノウハウを共有しながら、連携事業・新規事業創出を拡大する予定としている。

 両備システムズとxIDがソリューションパートナー契約を結ぶことで、両備システムズは既存・新規の顧客企業や自治体に対して、デジタルID「xID」のインテグレーションを広く実施できるようになると説明。両備システムズの顧客基盤と既存・新規サービスを生かして、次世代デジタルIDの活用とユースケースの創出を進めるとしている。