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両備システムズ、マスク着用時の顔認証に対応した認証ソリューション「ARCACLAVIS Ways」最新版

 株式会社両備システムズは13日、認証セキュリティソリューション「ARCACLAVIS Ways」について、最新版(バージョン6.7)の提供を開始した。

 ARCACLAVIS Waysは、多要素認証・シングルサインオンに対応した認証セキュリティソリューション。AIにより顔を識別する顔認証や、指紋と指静脈の情報を用いて本人認証を強化する指ハイブリッド認証、マイナンバーカードにも対応するICカード認証などに対応し、これまでのID/パスワードによる認証を、「顔認証+パスワード」「ICカード+パスワード」などの多要素認証に強化することで、なりすましによる不正利用や、情報漏えいを防止する。

 最新版では、両備システムズが独自に開発した顔認証エンジン「RS OLFACE(アールエス オルフェイス)」を採用し、マスク着用時の顔認証に対応した。マスクの着用が日常的な習慣となる中でも、顔認証時にマスクを外したり鼻を出したりする必要がなく、ハンズフリーで清潔な認証機能を提供する。

 両備システムズでは、今後同社が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)において、誰でも簡単に個人認証を行える仕組みを装備することは必須だとして、従来から強みを持つ自治体向けソリューションに加え、フィットネスなどのヘルスケア産業など幅広い民需系ソリューションに適用していくと説明。ARCACLAVIS Waysを中心とするセキュリティソリューション全体で、2023年に10億円の売上を目標とするとしている。