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MOTEXとMSSが協業、「LanScope Cat」と「すみずみ君」を連携させた情報漏えい対策ソリューション

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は28日、三菱スペース・ソフトウエア株式会社(以下、MSS)と、情報漏えい対策の分野で協業開始すると発表した。これに伴い、MOTEXのネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat」と、MSSの個人情報ファイル検出ツール「すみずみ君」を連携させ、企業での個人情報・機密情報などの漏えい対策強化を促進するという。

 MOTEXのLanScope Catは、社内にあるIT機器の情報を自動収集し、PCで「誰が」「いつ」「どんな操作をしたのか」といった履歴を取得して、セキュリティ対策の基本となる現状把握を実現する製品。一方、MSSのすみずみ君は、クライアントPCや共有サーバー内に保存されている、個人情報・機密情報を含むファイルを検索するソフトウェア製品である。

 今回、両者が連携することで、個人・機密情報の検索から管理、情報漏えい対策の強化が可能になるという。具体的には、LanScope Catを用いて、PCや共有サーバーへ「すみずみ君」を一斉配布・定期実行させることが可能。拠点や管理台数が多い場合でもLanScope Catを一斉配布することで、社内の端末へ手間をかけず、漏れなくインストールできる。

 また、すみずみ君で個人情報やマイナンバー、機密情報を検出し、ファイル名に「機密」の文字を入れるなど、重要度に合わせてファイル名を変更できる点もメリット。さらに、LanScope Catの操作ログで個人情報ファイルの利用状況を把握し、万一データが持ち出された場合でも追跡を行えるとしている。

 なおMSSでは、LanScope Catのユーザー、あるいはLanScope Catの購入を検討している企業・団体に向け、すみずみ君を39%引きで提供する「LanScopeサンクスキャンペーン」を、12月25日まで実施するとのこと。

石井 一志