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IIJの「IIJ GIO P2」、さくらインターネットの「さくらのクラウド」などがISMAPのクラウドサービスリストに登録
政府機関による選定が可能に
2021年12月22日 10:00
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は21日、クラウドサービス「IIJ GIO インフラストラクチャーP2」(以下、IIJ GIO P2)が、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAP(Information system Security Management and Assessment Program、イスマップ)のセキュリティ基準を満たすサービスとして登録されたと発表した。また12月20日には、さくらインターネット株式会社も、同社のクラウドサービス「さくらのクラウド」がISMAPに登録されたことを発表している。
ISMAPは、政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を図り、円滑に導入できるようにすることを目的とした制度。各政府機関は原則として、ISMAPクラウドサービスリストに登録されているサービスの中から調達を行うことになる。
今回、ISMAPのクラウドサービスリストに登録された「IIJ GIO P2」は、パブリッククラウドとプライベートクラウドのメリットを1つに融合したIaaS。利用者はシステムの特性や用途に応じて、サーバーやストレージを自在に組み合わせて利用できる。
一方の「さくらのクラウド」は、さくらインターネットが提供するIaaS型クラウドサービスで、サーバーやストレージなどを組み合わせた多彩な環境を利用できるほか、時間割料金・日割料金・月額料金を設定しており、必要なタイミングで必要な分だけ利用可能。実際に使った期間に応じて最安の価格が適用される点も特徴となっている。
今回、両サービスがISMAPのクラウドサービスリストに登録されたことにより、政府機関は、情報システムのクラウド基盤として利用できるようになった。また、情報システムの開発業者なども、政府機関向けに納入するシステムのクラウド基盤として、両サービスを採用可能になっている。
なお12月20日付けのクラウドサービスリストの更新では、このほか、富士通クラウドテクノロジーズの「ニフクラ/FJcloud-V」、NTT Comの「Smart Data Platformサービス」、弁護士ドットコムの「クラウドサイン」、独SAP SEの「SAP SuccessFactors」など、多くのクラウドサービスが追加されている。