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キヤノンITS、教育機関のネットワークシステム構築支援でExtreme Networksと協業

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は10日、教育機関のネットワークシステム構築を支援するため、米Extreme Networks(以下、エクストリームネットワークス)のパートナープログラムに参画し、2022年1月からリセラーとして戦略的な協業を開始すると発表した。

 キヤノンITSでは、教育機関においてはGIGAスクール構想やBYODの推進により、生徒個人のPCやタブレット、スマートフォンなど、多種多様なデバイスが学内ネットワークシステムにアクセスされるようになっていると説明。こうした中で、学内での安定したデータ通信を確保するためには、バックボーンの整備や無線アクセスポイントの増設、セキュリティ対策など、強固なインフラ整備への対策が不可欠となっているが、さまざまなネットワーク機器の混在環境による管理負荷の増大やスキル不足など、対応すべき課題が山積みとなっているという。

 こうした課題に対して、キヤノンITSでは今回のエクストリームネットワークスのパートナープログラムへの参画により、ネットワーク環境を持つすべての教育機関に対し、「ExtremeCloud IQ」をコアとしたソリューションを展開する。

 ネットワーク全体の可視化、制御、自動化を実現するネットワーク統合管理システムにより、有線/無線ネットワークの一元管理や、他社製品混在環境での設定連携、 AI・機械学習活用による自動設定・修正機能の利用により、学内ネットワーク環境の見える化やAIを活用したフルオートメーション管理など、次世代型クラウドマネージドネットワーキングの提供を可能にする。これにより、教育機関ごとのネットワーク環境に合った、セキュリティ対策とネットワーク管理の負荷軽減を同時に実現するとしている。

 キヤノンITSは、これまで文教市場で培ってきたシステム構築のノウハウを生かしながら、顧客の課題解決に向けて、エクストリームネットワークスの持つ各種製品・サービスを組み合わせたソリューションを創出し、教育DXの実現に貢献していくとしている。

エクストリームのネットワークス主要ソリューション「ExtremeCloud IQ」