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キヤノンMJ、NIコンサルティングの中小企業向けグループウェアと複合機の連携機能を提供
2021年12月3日 09:00
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)と株式会社NIコンサルティングは2日、中小企業のDX加速化支援に向け、戦略的業務提携を締結すると発表した。
キヤノンMJでは、中小企業においても、テレワークの推進などDXを推進する企業が増えているとともに、令和3年度税制改正の電子帳簿保存法では企業規模の大小を問わず電子取引をしている企業が対象となるなど、企業内のペーパーレス化が促進されることになったと説明。
こうした電子帳簿保存法への対応が必要となる中、人材不足が経営課題の一つとなっている中小企業ではIT専任担当者を置くことができないケースが多く、導入や運用に多くの労力を要することも大きな負荷になっているとして、NIコンサルティングとの戦略的業務提携により、中小企業では導入が難しい状況であった電子帳簿保存法改正への対応を、電子取引データの保存とスキャナ保存の両面から支援する廉価なサービスを提供していくとしている。
提携では、NIコンサルティングの中小企業向けグループウェア「NI Collabo 360」の電帳法ストレージオプションに対して、キヤノン製MFPからFAX文書を直接保存可能な、FAX受信連携強化を2022年1月から提供する。
さらに、キヤノンMJグループが全国の中小企業のDX支援サービスとして展開している「HOME」セレクトシリーズに、直接スキャナ保存できるMEAPアプリケーション「MEAP クラウドスキャン for NI Collabo」を追加し、2022年4月から提供する。NI Collabo 360の電帳法ストレージオプションに対して、紙で発行・受領した見積書や注文書、納品書、契約書などの文書をキヤノン製MFPから直接スキャンしてデータを格納することで、法的要件を満たしながら業務のデジタル化と生産性向上を支援する。
キヤノンMJでは、全国の中小企業向けにビジネスを展開しているグループ企業のキヤノンシステムアンドサポートおよびビジネスパートナーとともに、今後もクラウド型サービスを中心に、中小企業向けIT支援サービスのラインアップを充実させ、中小企業のITの相談役としてトータルでサポートしていくと説明。MEAP クラウドスキャン for NI Collaboの販売目標は、2022年に2000本を計画する。