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NECネッツエスアイ、大容量データの格納に適した「クラウドオブジェクトストレージサービス Wasabi」を提供

 NECネッツエスアイ株式会社は7日、米Wasabi Technologiesとパートナー契約を締結し、「クラウドオブジェクトストレージサービスWasabi(以下、Wasabi)」の提供を開始すると発表した。

 Wasabiは、バックアップやアーカイブ、メディアデータなど、大容量のデータ保存に適した、Amazon S3互換のクラウドオブジェクトストレージサービス。データ転送やAPI連携に追加費用が発生せず、高速なデータ書き込み/読み出しが可能。

 Wasabiデータセンター間の冗長、セキュリティ性の確保などにより、Amazon S3 Standardと同じ99.999999999%(イレブンナイン)のオブジェクト耐久性を提供する。また、クラウドストレージ利用料金のみのシンプルな料金体系を採用することで、クラウドストレージ導入を容易にするとしている。

 提供価格は、100TBで月額9万1300円(税込)。最低契約容量100TBからで、追加は10TB単位。

 NECネッツエスアイでは、同社が展開する防犯カメラ関連のソリューション、法人向けモバイルネットワークサービス「ネッツワイヤレス」、データセンター関連のサービスなどをWasabiと組み合わせていくと。Wasabiを活用したサービスの第一弾としては、WasabiとNECネッツエスアイのデータセンター「S-iDC」を閉域網でつなぎ、Wasabiをバックアップアップストレージとして活用するBaaS(Backup as a Service)のリリースを予定しているという。