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Red Hat、インフラ自動化プラットフォームの最新版「Ansible Automation Platform 2」を発表

 米Red Hatは現地時間9月29日、インフラ自動化プラットフォームの最新版となる「Red Hat Ansible Automation Platform 2」を発表した。最新版は、ハイブリッドクラウド規模でのコンピューティングの現状の進化に合わせ、自己完結的な自動化機能が追加されるとともに、自動化機能をアプリケーション開発ライフサイクルのより深い部分へと移行させるとしている。

 Ansible Automation Platform 2は、ハイブリッドクラウドネイティブな世界に向けて再設計され、ITチームは多様な環境やシステムにわたって標準化された方法で、より容易に自動化のニーズに対応できると説明。「オートメーション・コントローラ(以前のAnsible Tower)」により、ユーザーはより信頼性が高く、一貫性のある形で需要に応じて自動化をスケーリングし、体系的なアプローチで自動化の実践方法を標準化できるとともに、企業全体にわたる自動化の不規則性を低減するために役立てられる。

 また、Ansible Automation Platform 2では、Ansible Engineに代わる自動化実行環境の概念が導入され、組織全体で容易に複製・反復できる自己完結的な自動化空間を提供する。これは、チームの環境全体に対するオートメーションツールの配布拡大や迅速化に役立つとともに、オープンハイブリッドクラウドに広がる標準オートメーションプラットフォームを維持するための、運用オーバーヘッドと複雑性も大幅に軽減する。

 さらに、「オートメーション・コンテンツ・ナビゲーター」は、大規模な環境においてもオートメーションコンテンツが適切に動作していることを、チームがより迅速に検証できるようにする。開発者からシステム管理者までのすべてのオートメーターが、開発者用ワークステーションからステージングプラットフォーム、実運用までのすべてのシステムにわたって、運用の一貫性を維持するために役立つとしている。

 Ansible Automation Platform 2 Early Accessは、現在提供中。Ansible Automation Platform 2.1は、2021年11月に一般提供開始の予定。