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SRA OSS 日本支社、PostgreSQL 13をベースにした商用版「PowerGres V13」を提供

 米SRA OSS 日本支社(以下、SRA OSS)は15日、オープンソースデータベースのPostgreSQLとの互換性を備えたデータベースソフトウェア「PowerGres」において、PostgreSQL 13をベースにした新版「同 V13」を販売開始したと発表した。

 PowerGresは、オープンソースデータベースのPostgreSQLをベースに、データベース操作ツールやサポートを追加した商用データベース製品で、シングル/レプリケーション/HAの各構成に対応している。今回は、シングルおよびレプリケーションの両構成が可能な「PowerGres on Windows」「PowerGres on Linux」において、新版のPowerGres V13を提供する。

 新版ではPostgreSQL 13がベースになっており、重複排除などのB Treeインデックスが改善されたことで、いくつかのケースにおいて以前よりも検索性能が向上し、インデックスサイズが小さくなった。

 また、多数のパーティションへのデータロードの改善、パーティション同士の結合性能の改善などにより、性能向上を実現。さらに、外部制約の制限緩和や、ロジカルレプリケーションを構成可能にすることで、パーティショニングの利用がより便利になったとのこと。

 さらに、以前は同じテーブルに複数のインデックスが存在する場合は、1つずつ順番にしかバキュームを行えなかったが、新版では、複数のインデックスを同時にバキューム可能になったため、高速処理を実現するとしている。

 価格(税込)は、PowerGres on Windows V13、PowerGres on Linux V13ともに5万2800円。サポートサービスは、「PowerGres サポートサービス」が8万8000円、オプションの「ODBCサポート」が2万2000円、「Npgsql 5年サポート」が2万2000円となっている。