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IIJ、PCとモバイル端末の資産管理情報を一元管理できる「IT資産管理モバイル」

「IIJセキュアエンドポイントサービス」の機能を拡充

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は11日、クラウド型総合エンドポイントセキュリティサービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」の機能を拡充すると発表した。PCに加えてiOS/Androidのスマートフォン/タブレットなどのモバイル端末も一元管理可能な「IT資産管理モバイル」を提供開始する。

 IIJセキュアエンドポイントサービスは、企業ネットワーク内のPC、サーバーなどのエンドポイント端末向けに、ウイルス対策やIT資産管理の機能を提供するサービス。従来、同サービスのIT資産管理機能ではPCのみを管理対象としてきたが、PCとスマートデバイスを一元管理したいというニーズに対応するため、iOS/Androidに対応したMDM(モバイルデバイス管理)機能を備えた「IT資産管理モバイル」を新たに提供する。

 マルチデバイスに対応した管理コンソールから、すべてのPCとモバイル端末の資産情報管理を一元化できるため、管理の煩雑さが解消され、端末の運用負荷が軽減されるほか、IT資産の棚卸しも効率化されるとした。

 IT資産管理モバイルで収集したOSタイプ、OSバージョン、加入キャリア、Wi-Fi、MACアドレスなど、スマートデバイスの資産情報は、PC管理向けの「IT資産管理」に自動で取り込むことが可能。画面で選択したスマートデバイスに対して、ワンクリックでIT資産管理モバイルのリモートロック/ワイプ実行画面を呼び出せるとのこと。

 また、同サービスはクラウドサービスとして提供されるので、中継サーバーなどの構築は不要で、自宅、外出先といった場所を問わず、端末がインターネットに接続していれば、情報の一斉配信や特定アプリの利用禁止など、管理者側で端末の管理・制御を行える。

 ラインアップとしては、Windows端末向けの「ベーシック」、その機能限定版である「ライトB」、Android/iOS端末向けの「ライトA」を用意する。価格(税別)は、500アカウント、ベーシックプランの場合で初期費用4万5000円から、月額費用22万9000円から。

 なお、IT資産管理モバイルの機能は、MOTEXの資産管理ツール「LANSCOPE クラウド版」を利用して提供される。