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セキュアとラック、PC画面をのぞき見から保護するセキュリティソフト新版 マスク着用時の認証や統合管理に対応

 株式会社セキュアと株式会社ラックは7日、AI技術を活用した顔認証機能でPCをのぞき見から保護するソリューション「顔認証のぞき見ブロッカー」の最新版を提供開始すると発表した。

 「顔認証のぞき見ブロッカー」は、「画面に表示された情報の保護」に特化した端末インストール型のソフトウェア。顔認証技術を活用し、事前登録した人物以外の顔を検知した場合や操作者の不在を検知した場合に、PC画面をロックする機能を備えている。また、操作画面キャプチャ画像、カメラ画像をログとして保存・管理する機能によって、「のぞき見」や「なりすまし」、「故意」による情報漏えいリスクの低減を図れるという。

 今回の新版では、利用者がマスクを着用した状態でも本人確認できるように、AIによる顔認証機能を強化した。これにより利用者は、マスクの着脱を意識するストレスなく、のぞき見を防止可能になる。

 また、テレワークや在宅勤務が普及する中で、企業のシステム管理者が各PC上のソフトウェアが正しく動作しているかを把握したいという要望があったという。そこで今回は、クラウドによる管理コンソールを提供し、こうしたニーズに応えるとした。

システム管理者による設定管理画面

 このほか、のぞき見インシデント(事故)発生を検知した際に、カメラの撮影画像およびPC表示画面のスクリーンショットを管理コンソールで確認する機能も追加された。これにより、漏えいした情報の調査を行うための、重要な証拠を記録できるとしている。

 ライセンス面では、月額で利用できるサブスクリプション契約を新たに提供し、いつでも必要な時に必要なだけ利用できるようにした。サブスクリプション契約の利用料金は、1ユーザーあたり月額1250円(税別)。基本契約期間は1年間となる。