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鈴与シンワート、コロナワクチン接種予約用システムに鈴与シンワートの「S-Portベアメタルサーバ」を採用

 鈴与シンワート株式会社は30日、同社の物理サーバーサービス「S-Portベアメタルサーバ」を、株式会社インタークエストが自社サービスの「リザエン for コロナワクチン接種予約」提供のために導入したと発表した。

 リザエン for コロナワクチン接種予約は、国および自治体が、コロナワクチンの集団接種業務の事前予約を対象者が行うために、インタークエストの予約シテウム「リザエン」を、ワクチン接種業務用にカスタマイズしたシステム。

 ワクチン接種の受付開始時間直後にアクセスが集中するため、潤沢なサーバーリソースに加えて、アクセス状況に合わせてリアルタイムでサーバー構成の変更や、リソースのコントロールができる環境が必要とされていた。

 S-Portベアメタルサーバは、物理サーバーをデータセンター内で月額提供するサービス。物理サーバーとして利用することも、仮想化基盤を構築してプライベートクラウドとして活用することもできる。

 インタークエストでは、S-Portベアメタルサーバを採用したポイントとして、潤沢なサーバーリソースや、アクセスサーバーやそのリソースの振り分けが可能な構成であること、追加のリソースなどを迅速に手配できること、他サービスも併せた提案力、導入後のサポート体制などを挙げている。

 今回、構築した環境は、35以上の自治体、240万人以上をカバーする予約サイトを実現するもので、例えば地域・年代により予約対象者が多いと見込まれる場合には、その受付開始時に急激なアクセス集中が予想されるため、予約開始前にサーバーリソースを分離することで、他の自治体への影響を完全に遮断できたという。