ニュース

エプソン、カット紙の自動両面プリントに対応した業務用フォトプリンター「SL-D1050」

 エプソン販売株式会社は28日、業務用フォトプリンター「SureLab」シリーズの新商品として、カット紙の自動両面プリントに対応した「SL-D1050」を発表した。発売は2021年11月。価格はオープン。

 SureLabシリーズは、デジタルカメラやフィルムカメラのプリント業務を取り扱うDPE店や、記念写真や証明写真のスタジオ撮影・プリントなどを行う写真館、観光地やイベントにおける写真プリントを行う企業などで導入される業務用フォトプリンター。

SL-D1050

 新製品のSL-D1050は、従来機(SL-D850)と同等のサイズと軽量さを保ちながら、新たにカット紙の自動両面プリントに対応。はがきやポストカード、フォトブック、カレンダー、メニュー表など、さまざまな商材のプリントをサポートする。

 本体サイズは、両面ユニット付きで幅460mm、奥行き438mm、高さ424mmのコンパクトサイズを実現し、約0.2m²の床面積で本体設置が可能。重量は約23.1kg。

 印刷機能では、写真の大量プリント業務に対応する、L判480枚/時の高速プリントを実現。250mlの大容量インクパック採用により、インクの内容量を25%増量した上で、使用済みインクの保管スペースを約55%削減した。用紙については、65mロール用紙、両面カット紙100枚の大容量カセット給紙、89mmからA4サイズまでの用紙幅に対応。購入後5年または40万枚の高耐久性により、大量のフォトプリントにも対応する。

 色再現力についても、基本4色にライトシアンとライトマゼンタを加えた6色染料インクと、マルチ・サイズ・ドット・テクノロジーにより、多段階の階調表現を可能にし、人肌や暗部を自然に再現する。

 また、エプソンのクラウドサービス「Epson Cloud Solution PORT」に対応することで、PCやモバイル端末でプリンターの稼働状況を可視化でき、生産性の最大化を支援する。