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JBサービス、GSXの「セキュリティエンジニア育成プロジェクト」により認定脆弱性診断士を育成

 グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)は14日、JBサービス株式会社とともに、GSXが提供するセキュリスト(SecuriST)認定資格制度を活用した「セキュリティエンジニア育成プロジェクト」を通して、JBサービスの認定脆弱性診断士の育成を開始すると発表した。

 「セキュリティエンジニア育成プロジェクト」は、GSXとセキュリティサービスを提供する企業・団体が協力し、これらのセキュリティに特化した人材を育成することで、現場のエンジニアの技術力強化に加え、セキュリティ人材の不足是正につなげるもの。GSXは、プロジェクトにおいてセキュリティのトレーニングコースを提供している。

 認定脆弱性診断士の育成には、セキュリスト(SecuriST)「認定Webアプリケーション脆弱性診断士公式トレーニング」を活用することで、情報システムの脆弱性を適切に診断するために必要な技術や知識を、ハンズオンを含むトレーニングで習得できる。

 JBサービスは2015年に、運営する24時間365日体制の運用センターSMAC(Solution Management and Access Center)に、セキュリティ専門の技術者チームであるSOCを設置。また、GSXが提供するEC-Council(電子商取引コンサルタント国際評議会)公式トレーニングを活用してセキュリティ人材の育成に取り組み、現在、CEH(Certified Ethical Hacker:認定ホワイトハッカー)を6人、CND(Certified Network Defender:認定ネットワークディフェンダー)を22人有している(2021年7月末時点)。

 JBサービスでは、提供するセキュリティサービスのさらなる品質向上を強化するとともに、セキュリティインシデントの発生を未然に防ぎ、より安定したシステム運用を継続できるよう、セキュリティエンジニア育成プロジェクトを通して、認定脆弱性診断士の育成に取り組むこと説明。顧客のセキュリティ課題の解決とともに、セキュリティ人材不足という業界全体の課題解決にも貢献していくとしている。