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ユービーセキュアとGSX、脆弱性診断士の育成支援で国内のサイバーセキュリティ人材の増加と強化を推進
2021年6月10日 06:00
株式会社ユービーセキュアとグローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)は9日、ユービーセキュアが提供する「Vexトレーニング」と、GSXが提供する「セキュリスト(SecuriST)認定資格制度」を用いて、脆弱性診断士の育成支援により国内のサイバーセキュリティ人材の増加と強化を推進すると発表した。
ユービーセキュアでは、Webアプリケーション脆弱性検査ツール「Vex(Vulnerability Explorer)」を提供するとともに、Vexを正しく利用し、検査者として必要な知識や技能を習得して使いこなすためのトレーニング「Vexトレーニング」を提供している。
ユービーセキュアとGSXでは、トレーニングや資格を用いて、認定脆弱性診断士としての知識や技術力の向上を図れるように整備し、情報セキュリティ人材不足の課題解決に向けて動いていると説明。ユービーセキュアでは、Vexトレーニングと、そのトレーニング受講とVex Certification資格の取得により、相応の技術力を保有していることを示すことができる認定試験の仕組みを整備した。また、GSXからは、セキュリスト(SecuriST)認定脆弱性診断士トレーニングにより、知識だけでなくハンズオンで繰り返し学べるトレーニングと、身に付けたスキルを判定する認定試験の仕組みを整備した。
セキュリスト(SecuriST)認定脆弱性診断士は、情報システムのセキュリティテスト(脆弱性診断)に必要な技術やスキルを、ハンズオンを含むトレーニングで身に付け、さらにそのスキルを認定試験で認定する。
JNSA配下の日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)のセキュリティオペレーションガイドラインWG(WG1)と、OWASP Japan主催の共同ワーキンググループである脆弱性診断士スキルマッププロジェクトで定義しているスキルマップの「Silver」レベル相当の知識、技術を身に着けていることを認定する。
ユービーセキュアとGSXでは、Vexトレーニングとセキュリスト(SecuriST)認定資格制度を用いて、国内において数十万人規模で不足していると言われているサイバーセキュリティ人材の育成に加え、すでに活躍しているサイバーセキュリティ人材の実力底上げに貢献するとしている。