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NTTドコモ、AIを用いた電話応対自動化ソリューションで金融業界向けパッケージプランを提供

 株式会社NTTドコモと株式会社NTTデータは30日、電話対応をAIで自動化するNTTドコモの自動応答電話ソリューションサービス「AI電話サービス」に、金融業界向けパッケージを追加し、提供を開始した。

 金融業界向けパッケージでは、コールセンター業務の中でも特にニーズの高い「手続き資料送付のご案内」や「未納のある顧客への架電」業務に対応した会話シナリオを用意。銀行、証券、クレジットカード、生命保険、損害保険会社と、それぞれのユースケースに対応した定型シナリオをそのまま使用することで、導入期間の短縮や導入コストが軽減される。また、業務にあわせた定型シナリオのカスタマイズにも、シナリオ開発チームが対応する。

 パッケージを活用することで、例えば口座開設やクレジットカード再発行などの手続き書類送付に必要な確認を、AI電話サービスが顧客と会話をしながら、自動で完了できる。さらに、業務管理システムであるCRM(Salesforce)や、業務プロセスを自動化するRPAツール「WinActor」との連携により、架電リストの作成から自動架電、対応結果の保存、再架電など、電話応対だけにとどまらない、一連のコールセンター業務の効率化にも対応する。

 パッケージの利用料金(税別)は、初期費用が100万円から、月額料金が10万円から。トラフィック、最大同時接続数に応じての見積もりとなり、オプションとしてシナリオのカスタム化や席数の追加、有償サポートも可能。また、Salesforce、RPAのライセンス費、カスタマイズ費(AI電話との連携設定など)は含まれない。