NTTドコモ、独自のAI対話技術とAmazon Connectを組み合わせて電話応対業務を自動化するサービス

　株式会社NTTドコモ（以下、ドコモ）は10日、AIを活用して電話応対業務を自動化するソリューション「AI電話サービス」を発表した。同日より、法人向けに提供を開始する。

　「AI電話サービス」は、これまで人が行ってきた電話応対業務をAIが代行し、自動化するソリューション。ドコモのAI対話技術と、Amazon Web Services（AWS）のクラウドコールセンターサービス「Amazon Connect」を組み合わせて開発した「AIによる電話応対技術」を利用している。またRPAツールと連結させることで、PC操作を含めた電話応対業務を一貫してAIが代行することも可能とした。

　このサービスにより、予約や問い合わせ、会社の代表電話など、従来の電話応対をAIが代行することで、電話業務の効率化による生産性の向上が可能。加えて、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、応対スタッフの出社制限などを行う場合にも、自動応答の手段として活用できるという。

　さらにクラウドを利用するため、コールセンターを持つ企業はもちろん、コールセンターを持たない自治体や小売店・飲食店などでも利用可能で、高齢者の見守りにも活用できるとのこと。

　価格（税別）は席数（最大同時接続数）に応じた月額課金制で、月額10万円から。別途、初期費用100万円と、利用用途に応じたシナリオ作成料（個別見積もり）がかかる。なおオプションとして、席数の追加や有償サポートにも対応するとした。