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NEC、AIやIoTシステムへの適用も見据えたファクトリコンピュータ新モデル Windows Server搭載モデルも

ファクトリコンピュータ「FC-E20W」

 日本電気株式会社(以下、NEC)は30日、ファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」において、省スペースタイプの新製品3機種を販売開始すると発表した。

 FC98-NXシリーズは、長寿命部品・部材の採用などにより、24時間連続稼働に向けた信頼性を確保したファクトリコンピュータ。長期にわたる商品供給や、出荷停止後も最長10年の修理対応を提供する長期保守などにより、社会インフラ・工場・物流施設での機器の運用管理を支えているという。

 今回の新モデルでは、AIやIoTシステムの導入ならびに画像データの利活用に関心が高まっている現状を受けて、CPUやメモリなどの基本性能を強化するのみならず、データ処理性能を従来比で約2倍向上させるNVMe SSD、10Gigabit Ethernet(GbE)に対応した。これにより、振動や温度、湿度の情報や装置の稼働ログなど、設備機器の取り扱う膨大なデータの高速処理が可能になるため、NECでは、AIやIoTシステム用途として高い性能を発揮できるとアピールしている。

 また、画像処理用途に向け拡張ボードが実装できるよう、PCI Express(PCIe) x16の拡張スロットを標準搭載。装置単体としても3画面のマルチモニタ表示に対応したことで、製造業だけでなくセキュリティ・医療システムなどにおいても、表示領域拡大による作業効率化が見込めるとのこと。

 加えて、サーバールームを用意できない小さな事務所や劣悪な現場環境などへのオンプレミスサーバーを設置したい、組み込み用途をはじめとする、装置単体でIoTシステムとして利用したいといったニーズに応えるため、Windows Serverプリインストールモデルを新たに用意した。

 ラインアップとしては、Celeron 2.90GHz(2コア/2スレッド)搭載の「FC-E29U」、Core i3 2.20GHz(4コア/4スレッド)搭載の「FC-E22K」、Xeon 2.00GHz(8コア/16スレッド)搭載の「FC-E20W」を用意した。価格(税込)はそれぞれ、40万4800円から、55万5500円から、61万9300円から。なお、Windows Serverプリインストールモデル(Windows Server IoT 2019)はFC-E20Wで提供される。

 なおNECは、今後5年間で4万5000台の提供を目標としている。