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弁護士ドットコム、北海道・森町にて「クラウドサインfor Microsoft Teams」の実証実験を開始

 弁護士ドットコム株式会社は16日、SBテクノロジー株式会社と共同開発している「クラウドサインfor Microsoft Teams」の実証実験を、北海道茅部郡森町にて開始すると発表した。なお、自治体における「クラウドサインfor Microsoft Teams」の実証実験は今回が初めてという。

 「クラウドサインfor Microsoft Teams」は、Microsoft Teams上にて、クラウド契約サービス「クラウドサイン」による契約締結から締結済みの契約書管理をシームレスに行える連携アプリケーション。Microsoft Teams上で契約内容の調整や確認をした後、クラウドサインによる契約書の送信を行うことができる。

 また、契約締結完了・却下のステータスはMicrosoft Teamsのチャットへ通知されるほか、締結済みの契約書はMicrosoft SharePointへ自動的に取り込まれるため、契約情報の一元管理が可能になるとした。

 弁護士ドットコムでは2020年に、クラウドサイン事業本部にデジタル・ガバメント支援室を設置し、行政機関と共同でクラウドサインの運用について検討を続けてきた。また、多数の行政機関との実証実験によって、契約書の電子化・ペーパーレス化による業務効率化や生産性向上など、民間企業と同等の効果があることを確認してきたとのことで、こうした実績を重ねることにより、2021年より自治体での電子契約の運用が始まっているという。

 一方、森町は、2014年よりMicrosoftのOffice 365を導入して業務効率化を進めるなど、ICTを活用した先進的な取り組みを行っている。

 今回の実証実験では、従来のクラウドサインによる電子契約業務の効率化を検証するとともに、「クラウドサイン for Microsoft Teams」の導入シミュレーションを実施するとのことだ。