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Microsoft、新たなDaaS「Windows 365」を提供開始

 米Microsoftは2日、月額課金制で利用できるクラウド型の仮想デスクトップサービス「Windows 365 Cloud PC」を提供開始した。プランとしては、最大300ユーザーまでの中小規模で利用可能な「Business」、人数無制限の大規模向け「Enterprise」が用意されており、それぞれ複数のメニューが提供される。

 Windows 365 Cloud PCは、クラウド環境上に用意されたデスクトップ環境にアクセスして利用するDaaS(Desktop as a Service)。既存のDaaS「Azure Virtual Desktop」と同様の技術を利用しているが、利用するリソースに応じて課金されていたAzure Virtual Desktopと異なり、ユーザーごとの月額課金制(固定料金)を採用している点が異なる。

 1ユーザーあたりの月額料金は、例として、Business/Enterpriseともに、2vCPU、4GBメモリ、128GBストレージの「Basic」が月額4120円、メモリが8GBに強化された「Standard」が月額5570円、4vCPU、16GBメモリ、128GBストレージの「Premium」が8970円など。最小構成は、1vCPU、2GBメモリ、64GBストレージで3260円。なお、すでにWindows 10 Pro PCを利用している場合は、Businessの価格が最大で16%割引になる「Windowsハイブリッド特典」を受けられる。

 また、OSは当初Windows 10のみ選択可能だが、Windows 11のGA(一般提供)が開始された後は、Windows 11も選択可能になる見込みという。