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企業のAIガバナンス習熟度を診断――、PwCあらたが新ツールを提供

経済産業省が公開したガバナンス・ガイドラインに対応

 PwCあらた有限責任監査法人(以下、PwCあらた)は2日、AIの導入・利活用におけるガバナンス構築・リスク評価支援サービスの一環として、企業のAIガバナンス習熟度の診断ツールを提供開始すると発表した。

 このツールは、7月9日に経済産業省から公表された「AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン ver. 1.0」の内容を参考に、PwCあらたが自らの知見とPwCグローバルネットワークの知見を合わせてチェック項目を作成し、企業のAIガバナンスの習熟度を診断するもの。先に提供を開始していた「データガバナンス診断ツール」と併用することで、AIサービスのサプライチェーンワイドの診断も可能になるという。

AIガバナンス習熟度診断ツールのイメージ

 また、診断で明らかになった課題の解決に向け、ロードマップ策定、ならびにガバナンス態勢やマネジメントプロセスの構築支援も提供するとのこと。

AIガバナンス習熟度診断・ロードマップ策定サービスのイメージ

 なおPwC Japanグループでは、2020年9月に、AIを経営の中枢に据え、経営革新を実現する包括的支援サービス「AI経営」の提供を開始するなど、企業のAI活用を支援するさまざまな取り組みを展開している。PwCあらたては今後も、AIやDX、データのガバナンス構築における支援実績と、PwC JapanグループおよびPwCグローバルネットワークの最新の知見を生かして、AI活用を推進する企業の支援を行っていく考えだ。