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東京システムハウス、社内ネットワーク上のRPAをSlackから安全に起動する運用サービスを提供

 東京システムハウス株式会社は29日、社内ネットワーク環境にあるサーバー型RPA「Blue Prism」のRPAプロセスを、社外からSlackのボットを介して安全に実行できるシステム構築とサポート運用サービスの提供を開始した。

 Blue Prismは、Blue Prism Interact機能によるWebインターフェイスからの即時プロセス実行が可能だが、WebサーバーやRabbitMQの構築が必要となる。また、社外ネットワークから起動するには、安全にWebサーバーを公開するための設定が追加で必要となり、利用までのハードルが高いことが課題となっていた。

 こうした課題に対して、SlackとマネージドサービスであるAzure Storage Queueを利用することで、追加のWebサーバー構築やネットワーク設定を行うことなく、Slackのボットを介してユーザーが任意のタイミングで、イントラネット内のBlue Prismプロセスを実行することを可能にした。

 東京システムハウスでは、今後もBlue Prism Interactを推進していくとともに、顧客の課題に基づいたRPAサービスを展開していくと説明。リモートワークの常態化が急速に進展する中、東京システムハウスが提供する「テレワーク導入支援サービス」と、Blue Prismによる自動化手法を組み合わせ、顧客の課題解決とRPA推進に貢献していくとしている。

概要図