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キッセイコムテックのレンタル業務システム、緊急対応を支援する機能強化を実施

 キッセイコムテック株式会社は27日、レンタル業務システム「KAREN-CORE(カレンコア)」において、緊急対応などにおける倉庫業務の支援機能を強化したと発表した。

 KAREN-COREは、レンタル業務での利用に特化した販売・在庫管理システム。キッセイコムテックが情報機器レンタル事業で培ってきた運用ノウハウをもとに、レンタル業務に必要な機能を標準機能として実装・提供しており、例えば「一度出荷した商品が戻ってくる」「1つの受注で複数回の請求が発生する」といった、レンタル業特有の業務形態に対応している。

 そのKAREN-COREでは、まず契約登録を行い、続いて商品出荷業務を行う業務フローとなっているが、今回は緊急対応など、通常とは異なるスピード優先業務を実現するために、3つの倉庫業務機能を強化した。

 新機能の1つ目は、はじめに契約登録業務が必要な通常出荷の制約に縛られず、倉庫部門主導で、在庫商品からの商品引き当てと出荷指示を行える「簡易出荷指示機能」。商品を出荷するまでの時間短縮が図れるため、顧客にいち早く商品をとどけられるという。

 2つ目は、緊急対応時に活用できる「通知メール」送信機能。これにより、営業部門による口頭や電話での緊急対応の連絡は不要となり、倉庫部門は、システムからの通知メールによって作業を行えるとした。

 3つ目としては、機器設定・作業手順に関する情報を、倉庫部門への出荷指示書にわかりやすく表示できる機能を追加した。商品ごとの機器設定情報(電子機器、PCの設定情報など)、作業手順の資料などを出荷指示書に表示可能になるので、出荷する商品とキッティング情報をセットで連絡できる。これにより、情報の伝達漏れ・作業ミスを防止し、顧客の望んだ品質を確実に実行できるように支援するとのこと。