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TIS、5Gなど最新技術を活用したビジネス共創を促進するラボ・ショールーム「TIS DIGITAL Innovation Center」を開設
2021年7月9日 13:00
TIS株式会社は8日、5Gを含めた新技術の研究・実証のための共創型ラボと、最新デジタル技術を体感できる場所として、ラボとショールームで構成される「TIS DIGITAL Innovation Center」を、東京都江東区の豊洲オフィス内に、7月にオープンしたと発表した。
TISでは、今後社会実装が進むと言われるSub-6（5Gに割り当てられた周波数のうち6GHzに近い帯域）、スタンドアロン（SA）構成の5Gを活用できる検証環境を整備するため、2020年度からローカル5G基地局の立ち上げを進め、2021年4月に総務省からローカル5G無線免許を取得した。この基地局を活用し、5G/ローカル5G、Wifi-6などの最新無線技術、AI、XRなどの最新テクノロジーを活用し、新サービスや新技術の検証・実証実験を行う共創型ラボと、テクノロジーを体験できるショールームを開設した。
TIS DIGITAL Innovation Centerのラボは、顧客やパートナー企業、TISインテックグループ各社が利用できる、5Gなどのワイヤレス技術、AI・XR等の最新技術を活用した新規事業・ビジネスの実証・検証ができる共創型ラボとなる。
オフィス内にローカル5Gの基地局を設置し、ローカル5Gのインフラ環境を利用できるほか、AI、XR、IoTなど最新デジタル技術を活用できる環境を提供する。5Gを使ったAIによる画像分析、大容量XRコンテンツのリアルタイム配信といった複数要素技術を組み合わせた研究・実証ができるラボを目指す。
TISでは、「ビジネス協創に向けたきっかけを提供し、新たな価値提供・価値創出につなげる」をコンセプトとし、事業会社・スタートアップ企業・大学などの研究機関に活用できる環境として、共創による最新デジタル技術をきっかけに新たなサービス・ソリューションの創出、社会課題の解決につながる施設にしていくと説明。また、東京都の「5G技術活用型開発等促進事業」において、TISが開発プロモーターとして支援するスタートアップ企業の活動拠点としても利用する。
ショールームでは、「最新テクノロジーにより、今よりもっと豊かになるデジタルの可能性を体験」をコンセプトに、最新デジタル技術を活用したコンテンツを展示し、最新技術を身近に体験できる場を提供する。TISオリジナルコンテンツのほか、共創パートナー企業である凸版印刷株式会社が手掛ける「IoA仮想テレポーテーション」や、東京都「5G技術活用型開発等促進事業」にてTISが開発プロモーターとして支援するスタートアップ企業のサービス・ソリューションを展示する。
TISでは今後、TIS DIGITAL Innovation Centerを活用し、顧客やパートナー企業、TISインテックグループ各社と5Gをはじめとする最新技術を活用したサービス・ビジネスを共創し、社会課題の解決を目指すとしている。
