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KDDIエボルバ、AI対話エンジン「BEDORE for Microsoft Teams」を提供し企業内ヘルプデスクの効率化を支援

自社ヘルプデスクに先行導入し、開発企業へのフィードバックも実施

 株式会社BEDORE(べドア)と株式会社KDDIエボルバは7日、BEDOREの社内向けAI対話エンジンサービス「BEDORE for Microsoft Teams」の販売に関して連携を開始したと発表した。あわせてKDDIエボルバでは、社内システムに関する問い合わせ増加を受け、自社ヘルプデスクにBEDORE for Microsoft Teamsを導入し、効果検証を開始している。

 BEDORE社とKDDIエボルバでは、2017年より、チャット型AI対話エンジンサービス「BEDORE Conversation」の販売パートナーとして連携を開始し、多くのコンタクトセンターに対して、AIチャットボットを活用した顧客とのコミュニケーションの自動化を提供してきた実績を持つ。

 今回、KDDIエボルバが提供するBEDORE for Microsoft Teamsは、BEDOREをMicrosoft Teams上で利用でき、対話エンジンの利用定着を促す独自の有人連携機能。Microsoft Teamsを活用して、1対Nの自動応答による社内コミュニケーションを実現するほか、自動回答できない質問は、自然言語処理による意味認識によって適切な部署に回答依頼を割り振り、有人対応で応答を完結させるため、ユーザーの満足度も向上するとしている。

 KDDIエボルバは、このBEDORE for Microsoft Teamsと、以前から提供してきた、AIチャットボットの導入サポートから、自動応答精度向上につなげるコンサルティングサービスまでの幅広いサービスと組み合わせることにより、企業内ヘルプデスクの問い合わせ応対や、コンタクトセンター領域におけるオペレーターFAQの自動化を実現し、業務効率化と応対品質向上を支援する考え。

 なお両社では、今回の販売パートナー連携により、これまで以上に理想的なサービスをディスカッションしながら開発できる体制を構築したとのことで、KDDIエボルバは、BEDORE for Microsoft Teamsの社内実証を通じた改善ポイント等をBEDORE社にフィードバックし、機能改善や拡張に協力するとのことだ。