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システムエグゼとウイングアーク1st、Azure Synapse AnalyticsとMotionBoard Cloudを活用したデータ分析サービスを提供

 株式会社システムエグゼとウイングアーク1st株式会社は6月30日、Microsoft Azure上の分析サービス「Azure Synapse Analytics」と、ウイングアーク1stが提供するBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を活用した、データ分析サービス「データ分析プラットフォーム構築サービス for Microsoft Azure Synapse Analytics with MotionBoard Cloud」の提供に合意したと発表した。

 サービスは、Microsoft Azureの分析サービスであるAzure Synapse Analyticsでデータを収集・分析し、MotionBoard Cloudであらゆるデータを集約・可視化する。現在、MotionBoardを利用している企業や、さまざまな観点から分析をしたい企業、現場部門主体でデータ活用をしたい企業に適したサービスとなる。

 たとえば保険会社の場合では、扱うデータは多岐に渡り、複数システムにデータが散在することから、必要なデータの抽出やシステム間のデータ連携が課題となっており、さまざまなデータソースの接続に対応し、膨大なデータを丸ごとデータレイクに蓄積できるキャパシティと、さまざまな分析要求に迅速に対応できることが必要不可欠となっている。

 こうした課題に対して、サービスを導入することで、データを1つのデータプラットフォームに集約して、さまざまな分析が行えるようになり、ビジネスユーザーが見たいデータにすばやくアクセスできる環境を実現するとしている。

 サービスの価格(税別)は、現行調査/アセスメントが1DBにつき70万円から。PoC環境構築・支援は、環境構築が50万円から、検証が1入力データにつき20万円から、1レポートにつき20万円から。クラウド利用料が月額27万5000円から。データ分析プラットフォーム構築は個別見積もり。

 システムエグゼとウイングアーク1stは、2021年1月に資本・業務提携を行うことで合意しており、今回の取り組みは戦略的業務提携の第1弾となる。今後はさらに両社の知見を組み合わせ、ソリューションプラットフォームの開発を目指すとしている。