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システムエグゼ、Azure Synapse Analyticsを活用したデータ分析プラットフォーム構築サービスを提供

 株式会社システムエグゼは11日、Microsoft Azureの分析サービス「Azure Synapse Analytics」を活用し企業のデータ分析を支援する、「データ分析プラットフォーム構築サービス for Microsoft Azure」を提供開始したと発表した。

 「データ分析プラットフォーム構築サービス for Microsoft Azure」は、Azure Synapse Analyticsで利用企業のデータを収集・分析し、Microsoft Power BIでデータの見える化を行うサービス。本格的な導入を行う前にフィット&ギャップを実施し、価値ある分析の提供やデータの利活用の推進を後押しするという。

 具体的には3つのメニューから構成される。

 「現行調査/アセスメント」では、稼働中のデータウェアハウス(DWH)構成情報やデータ量、稼働状況、DWHにかかわる入出力インターフェイス情報、ソースコード、データ分析、可視化状況を確認・調査し、移行後のアーキテクチャ検討や移行関連作業の評価、コストのシミュレーションを実施する。収集した情報は調査報告書にまとめ、説明を交えて報告する。

 価格(以下、すべて税別)は、1DBあたり70万円から。

 2つ目の「PoC環境構築・支援」は、導入効果を事前に体験してもらうためのPoC環境を構築するもの。PoC環境を構築することで、既存の分析システムからAzure Synapse Analyticsへ移行する際のフィット&ギャップ分析をしっかり行えるとのこと。また要望により、実現性検証やパフォーマンス検証など、一部の検証作業を実施する。

 価格は、環境構築が50万円から、検証は1入力データあたり20万円から、1レポートあたり20万円から。

 3つ目の「データ分析プラットフォーム構築」では、利用したい分だけスケール設定可能なMicrosoft Azureの特性を生かし、それまでの効果を確認しながら少しずつ拡張していける、柔軟なデータ分析プラットフォームを構築する。PoC結果を踏まえた要件定義から導入、運用支援まで、ワンストップでデータ分析プラットフォームを提供するとした。価格は個別見積もり。

 今後は、Azure Synapse AnalyticsにMicrosoft Power Apps、Azure Machine、Learningを組み合わせ、より強力なプラットフォームの構築を計画しているとのこと。Microsoft Power Appsを用いて迅速にアプリを構築し、さらにAzure Machine Learningで従来の経験と勘をAIに置き換え、データを可視化することで、より迅速で正確な未来を予測して、企業が抱えるさまざまなIT問題を解消する新しいプラットフォームを提供するとしている。