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日立ソリューションズ、複数の業務をクラウド上で統合管理する「monday.com」を販売

 株式会社日立ソリューションズは29日、イスラエルmonday.comと複数の業務をクラウド上で統合管理する「monday.com」のエンタープライズ向けアライアンス契約を締結し、オンプレミスおよびクラウドのシステムと連携できる「ワークマネジメントソリューション for monday.com」として7月1日から販売開始すると発表した。

 monday.comは、Microsoft 365やSalesforce、ID管理の「Okta Identity Cloud」などの各種クラウドサービスと標準で連携し、1つのプラットフォーム上で業務の状況や関連する情報を統合管理できるサービス。

「monday.com」のイメージ

 monday.comが提供する標準コネクタや、接続先のクラウドサービスが提供するコネクタを用いて主要なクラウドサービスと連携できる。これにより、各サービスやメールに散在している通知、タスクの期限、最新の文書などを、利用形態に応じてメンバー、チーム用のワークスペース上に集約できるようになり、チームの管理者は、業務の進捗や業務負荷の偏りをリアルタイムに把握することで、チーム管理効率を向上できる。

 標準で連携できる主要なクラウドサービスは、コミュニケーション管理がMicrosoft Teams、Outlook、Zoom、Slack、顧客管理(CRM)がSalesforce、Zendesk、文書管理がDropbox、Box、Google Drive、One Drive、ID管理がOkta、Microsoft Azure AD、スケジュール管理がGoogle Calendarなど。

 ServiceNowなどを活用したカスタマーサポートや、メールによる社内の人事、法務、情報システム部門などへの問い合わせをmonday.comに集約することで、メンバーが抱える問い合わせの内容/件数/ステータスを視覚化でき、チーム内の偏りが出ないよう対応者をアサインして、スピーディーな問い合わせ対応を実現できる。また、対応件数や全体的な進捗、対応状況をmonday.comのダッシュボードに表示することで、顧客満足度、従業員満足度の指標としても活用できる。

 ニューノーマルにおける、リモートワークやハイブリッドワークなど、さまざまな働き方が混在していても、各メンバーの業務の進捗や負荷状況の把握をmonday.com上でリアルタイムに視覚化する。また、monday.com上に集約された情報をさまざまなデバイスから確認できるため、関係者間での共有を容易にし、ニューノーマルにおけるチーム運営効率を向上する。さらに、日立ソリューションズの「ワークスタイル変革ソリューション」と組み合わせることで、自由な働き方を支援していくとしている。

 ワークマネジメントソリューション for monday.comの価格は個別見積もり。