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日立ソリューションズ、RPAやAIを活用したワークスタイル変革ソリューション

 株式会社日立ソリューションズは3日、RPA(Robotic Process Automation)やAI、IoTを活用した「ワークスタイル変革ソリューション」を提供すると発表した。

 日立ソリューションズでは、既存のソリューションに加えて、米Automation Anywhereと販売代理店契約を締結し、「Robotic Process Automation業務自動化ソリューション」を7月4日から提供。また、社内システムやRPAと連携し、スマートデバイスやPC上で業務をチャット型で支援する「AIアシスタントサービス」を7月20日から提供する。

 Robotic Process Automation業務自動化ソリューションは、グローバル企業500社以上で導入され、大規模な導入に実績のある、Automation AnywhereのエンタープライズRPA製品「Automation Anywhere Enterprise」により、さまざまな業務を効率化する。

 ウェブシステムやSaaSなどさまざまな業務システムを利用したルーチンワークや間接業務の自動化が可能で、画面操作を記録するだけでロボットが自動生成されるなど、ロボット開発を容易に行えるインターフェイスを用意。全社のロボットを統制管理し、ROI(投資対効果)の見える化を実現する機能や、日立ソリューションズの「活文」など他の製品との連携により、さらなる生産性の向上を実現する。

 AIアシスタントサービスは、日本マイクロソフトの「Skype for Business」上で稼働するAIチャットボットで、スマートデバイスやPCからの入力内容を自然言語で理解し、情報検索や業務の遂行などを支援する。Office 365などのクラウドサービスとの連携、CRM(顧客管理)との連携による顧客情報や資料の検索、RPAとの連携による事務処理の実行など、さまざまな業務を自然言語の入力だけで行うことができるようになる。

 ソリューションの価格はいずれも個別見積もり。日立ソリューションズでは、AIを活用したサーベイサービスやIoTセンサーを活用した労務管理など、複数の先進的なソリューションの社内検証を推進しており、今後はこれらの製品をソリューションとして提供するとともに、ワークスタイル変革ソリューションのメニューを拡大し、2020年度にワークスタイル変革ソリューション全体で150億円の売上を目指すとしている。