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アライドテレシス、リピータータイプのギガビットメディアコンバーター「AT-MMC1000/SP」を提供

 アライドテレシス株式会社は23日、リピータータイプのギガビットメディアコンバーター「AT-MMC1000/SP」、および最大30kmの伝送距離に対応した100Mbps対応SFPモジュール「AT-SPFX30/I」を6月24日より出荷開始すると発表した。あわせて、AT-MMC1000/SPと各種SFPモジュールを組み合わせたバンドルパッケージ製品も出荷を開始する。

 AT-MMC1000/SPは、通信速度の変換を行わないリピータータイプのギガビットメディアコンバーター。SFPモジュールを差し替えることにより、550m~120kmまでの距離を100Mbpsまたは1Gbpsで接続できるという。また、一方のポートのリンクが切断された場合、対向機器ポートのリンクも自動的に切断されるスマートミッシングリンク機能に対応した。同機能では、リンクLEDの点滅によって障害個所の通知を行えるため、障害の切り分け作業が容易になるとのこと。

 なお今回は、AT-MMC1000/SPにSFPモジュールを標準装着したバンドルパッケージも提供される。SFPモジュールの別途購入は不要で、通信速度や接続距離などの利用環境に応じて19製品が用意された。なお、バンドルパッケージで購入したSFPモジュールは、AT-MMC1000/SP以外での使用においては未サポートになるとしている。

 AT-MMC1000/SP単品の価格は3万6300円(税込、以下同じ)。バンドルパッケージは、1000BASE-SX、2心、最大転送距離550mの「AT-MMC1000SX/LC」が5万8080円、1000BASE-LX、2心、最大転送距離10kmのAT-MMC1000LX10a/LCが10万2850円、などとなっている。

AT-MMC1000/SP

 一方のAT-SPFX30/Iは、2心/LCコネクターに対応したシングルモードファイバーのSFPモジュール。最大伝送距離30km、通信速度100Mbpsに対応しており、スイッチ製品やメディアコンバーターのSFPスロットに装着して利用できる。

 モジュール単体でマイナス40℃から85℃までの幅広い温度に対応する点も特徴で、一般的な長距離対応の100Mbps SFPとしての利用はもちろん、産業用スイッチに搭載し、鉄道や高速道路の設備管理用途に利用するなど、産業用ニーズにも応えられるとした。

 なおAT-SPFX30/Iについても、メディアコンバーターに標準装着した2つのバンドルパッケージが提供される。