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SCSK、多要素認証デバイス「YubiKey」を国内販売

 SCSK株式会社は7日、米Yubicoと国内一次販売代理店契約を締結し、6月から多要素認証デバイス「YubiKey」の販売を開始すると発表した。

 SCSKでは、クラウドの利用急増と、セキュアな認証というニーズに対応するために、YubiKeyの販売を通じて安心、安全にクラウドサービスを利用できる環境を提供する。

 YubiKeyは、FIDO2に対応した認証規格に準拠するハードウェア認証デバイス。国内外で累計4500社以上の企業、数百万人に利用されている。ドライバーのインストールが不要で、利用者がYubiKeyをタッチするだけでセキュアな認証が可能。電池切れによる買い替えが不要で、従来の多要素認証よりも強度の高いセキュリティを実現する。

 職務エリアにスマートフォンの持ち込みが禁止されている業種においても利用が可能で、また、IDaaSベンダーや構成によっては、IDaaSの多要素認証オプション利用時に比べて、コストを抑えられるケースがあるとしている。

 SCSKでは、YubiKeyの販売目標として、初年度年間2億円、5年後には年間10億円以上を目指す。また、取り扱っている各種クラウドサービスを提供する際に、合わせてYubiKeyも提供することで、サイバーセキュリティの脅威への対応力を底上げすることに貢献するとしている。