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NRIセキュア、多要素認証デバイス「YubiKey」の取り扱いと導入支援サービスを開始

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は28日、スウェーデンYubicoが開発する多要素認証デバイス「YubiKey(ユビキー)」シリーズの取り扱いおよび導入支援サービスを開始した。

 YubiKeyは、幅広い利用形態に対応した多要素認証用のパスワード自動生成機器で、ソフトウェアやドライバーをインストールすることなく、パソコンやスマートフォンですぐに利用が可能。インターフェイスはUSB Type-A、USB Type-C、NFC、Lightningに対応。約160カ国、4000以上の企業で利用されている。

YubiKey「セキュリティキーシリーズ」

 FIDO2をはじめ、スマートカードやワンタイムパスワード(OTP)トークンなど、6つの認証方式にYubiKeyひとつで対応が可能。また、Microsoft Azure Active DirectoryやOkta Identity Cloud、NRIセキュアが開発・提供する統合ID・アクセス管理ソリューション「Uni-ID Libra」など、約1000種類のサービスの認証に利用できる。

 導入支援サービスとしては、最新の認証技術の動向や、セキュリティの高い情報システムの設計と実装に関する知見・経験を持つNRIセキュアのコンサルタントが、導入企業の課題や要件を踏まえたうえで、YubiKeyの最適な利用方法を提案し、要件定義から導入支援、運用まで幅広く支援する。

 NRIセキュアは、パスワードレス認証の標準化を推進する国際的な非営利団体「FIDOアライアンス」に加盟し、ID認証における知見を有しており、これらの知見を生かしながら、今後も、企業・組織の情報セキュリティ対策を支援するさまざまな製品・サービスを提供し、グローバルな規模で安全な情報システム環境と社会の実現に貢献するとしている。