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デル テクノロジーズ、RSAのFIDO2対応認証デバイス「YubiKey for RSA SecurID Access」を発売

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社(以下、デル テクノロジーズ)は25日、認証トークン「YubiKey for RSA SecurID Access」を発売した。これにより、シングルサインオン(SSO)や多要素認証の機能を提供する「RSA SecurID Access」が提供する認証方式に、FIDO2対応認証トークンが加わった。

 YubiKey for RSA SecurID Accessは、WebAuthn/FIDO2、FIDO U2Fをはじめとする各種プロトコルに準拠し、主要なOSとブラウザーに対応するハードウェア認証デバイス。RSA SecurID Accessは、YubiKey for RSA SecurID Accessをパスワードレス認証や二要素認証、多要素認証のデバイスとして扱う。

YubiKey for RSA SecurID Access

 YubiKey for RSA SecurID Accessを利用することで、USBポートに挿してタッチするだけのパスワードレス認証も可能となる。バックエンドでは、RSA SecurID Accessがリスクベース認証を実行しており、リスクエンジンがログインの時間帯やアクセス先、ロケーションをはじめとするアクセス時の状況を統計的に分析してリスクを評価する。これにより、ユーザーによるパスワード入力が不要という簡便な方法であっても、正当なユーザーであることを確認でき、ポリシーに沿ったセキュリティ強度を維持できるとしている。

 YubiKey for RSA SecurID Accessの価格は、50ユーザーパックが37万8000円(税別)。YubiKey for RSA SecurID Accessの使用にあたっては、RSA SecurID認証サーバー(エンタープライズ版またはプレミアム版)ライセンスおよびユーザー人数分のRSA SecurID MFAライセンスが必要となる。