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アイティフォー、AIを活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR」を販売

 株式会社アイティフォーは2日、株式会社CyCraft Japan(以下、CyCraft)と販売代理店契約を締結し、サイバー攻撃へのEDR(Endpoint Detection and Response)として、AI(人工知能)を活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR」を6月に販売開始すると発表した。

 CyCraft AIRは、複数のエンドポイント(端末機器)を検査して、リアルタイムで脅威を検知し、検知された脅威を即座に感染状況と原因を分析するとともに、全世界から収集した最新情報をもとに的確な対応方法を提供するサービス。これら一連のフローは、AIを使って自動化されており、定期的に詳細な分析結果をダッシュボードで可視化し、企業の解析作業を支援する。

 CyCraft AIRを導入することで、企業は従来実施していた端末ログなどの膨大な量の調査・分析に費やしていた時間と労力を、大幅に削減できると説明。3時間以内に分析結果がレポートされ、復旧作業にかかる時間が短縮されるほか、対応方法がレポートとして提供されるため、自社での対応が可能で、被害を軽減するとともに、企業の信頼回復に向けた対策に早期に注力できるとしている。

 CyCraft AIRの価格は要問い合わせ。アイティフォーでは今後、同社システムの主要な顧客である地域金融機関や地方自治体、ECサイト運営会社を中心にサービスを提供し、今後3年間で5億円の受注を目指す。

 また、事前対策サービスである次世代ファイアウォールの「WatchGuard」や、ウイルス対策「LanScope Cat」、マルウェア対策「プロテクトキャット Powered by BlackBerry」などと組み合わせ、トータルでネットワークセキュリティソリューションを提供していくとしている。