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アイティーフォー、ランサムウェア感染ファイルのデータ復旧サービス

米Ontrackとの技術提携により提供

 株式会社アイティフォーは26日、ランサムウェアに感染した企業などに対し、データ復旧を支援するサービスを提供すると発表した。

 このサービスは、米Ontrackとの技術提携により、ランサムウェアによって暗号化などの被害を受けたファイルのデータ復旧を実現するもの。

 アイティーフォーによれば、ランサムウェアが行う暗号化は、種類によって、

1)原本のファイルを暗号化する
2)原本のファイルを暗号化してからその原本のファイルを削除し、別のファイルで上書きする
3)原本のファイルから別のファイルを複製して、その複製ファイルを暗号化し、原本のファイルを削除する、

といった3種類の存在し、暗号化されたファイルを復旧するためには、これらのうちどの方法で暗号化されたかを正しく判別したうえで、正しい手順と方法を用いて復旧する必要があるという。

 これに対しアイティーフォーでは、Ontrackが開発した手順と方法により、暗号化されたファイルの復旧を実現可能とのこと。現在Ontrackグループが確認しているランサムウェア220種のうち、99種で復旧実績を持つとした。

 なお復旧成功率は約80%で、PC/サーバーやモバイル端末、ネットワークストレージに加え、HDD、USBメモリ、SDカードといったメディア単体まで、さまざまな媒体が復旧対象になるとしている。

 価格は個別見積もりだが、参考として、調査費+復旧費用で20万円(税別)からとなる。