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アイティフォー、中小企業向けのEDR活用支援サービス「ランサムガード」

 株式会社アイティフォーは、2021年6月より販売している台湾CyCraftのEDR(Endpoint Detection and Response)サービス「CyCraft AIR」に、運用サービスとサイバー保険を組み合わせたセキュリティサービス「ランサムガード」を、12月1日より販売開始すると発表した。これにより、IT専任担当者がいないような中小企業などでも、EDRを運用できるように支援するという。

 CyCraft AIRは、各端末にインストールしたソフトウェアを利用して端末を検査し、リアルタイムにインシデント(脅威)を検知し、問題がある端末を自動で特定するEDRサービス。セキュリティレポートがAI技術で自動作成されるため、通常、人間が行うと数週間かかる分析が数時間で可能になる点も特徴という。

 今回発表されたランサムガードは、このCyCraft AIRを中小企業がより安心して利用できるようにするサービスで、ヘルプデスクを設置し、利用者からの問い合わせに対応するほか、CyCraft AIRから受信したアラートに対しては、遠隔作業を実施するとのこと。また、状況に応じて現地対応も行うとした。

 初期費用は4万円から、月額費用は端末台数によって異なり、100台未満の場合で、1端末あたり2000円。そのほか緊急時の対応費用などが発生するが、遠隔作業や現地対応に要した費用など、利用企業がインシデント対応でかかった費用については、アイティフォーが加盟するサイバー保険で補填するとしている。

 なおサービス開始当初は、アイティフォーの拠点がある関東1都6県、関西2府5県、中部9県、九州・沖縄7県を対象に提供し、今後、対象エリアを拡大する予定。またそれに伴って、地場の代理店経由での販売も計画している。