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日立ソリューションズ・クリエイト、潜在的脅威の検知と集団防衛を支援する「ネットワーク脅威検知ソリューション」を提供

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは17日、米IronNet Cybersecurity(以下、IronNet)と、セキュリティ製品「IronDefense」「IronDome」の販売代理店契約を締結したと発表した。これら製品の活用により、挙動や振る舞いに基づく効果的なサイバー攻撃検出と、集団防衛による強固なセキュリティ対策を支援する「ネットワーク脅威検知ソリューション」の販売を開始した。

 ネットワーク脅威検知ソリューションは、IronNetのセキュリティ製品を活用した、より高いレベルでのセキュリティ対策が求められる業種・業界向けのセキュリティソリューション。既存のネットワーク解析では警告されない潜在的な脅威を予兆検知し、優先順位を付けて警告するIronDefenseにより、脅威情報を分析し、顧客と一体となって対策を実施する。

 例えば、不正アクセスのインシデントを検知した際に、詳細調査でアクセスの必要性を確認し、そのアクセスを許可するかブロックするかを設定(ホワイト/ブラックリストに登録)するといった対策を、顧客のセキュリティ担当者と連携しながら行う。また、社内のネットワーク通信を監視して、脅威をリアルタイムに検知して報告することで、セキュリティ担当者の社内監視の負担が軽減され、早急な対応が可能となる。

ネットワーク脅威検知ソリューションの概要

 IronDefenseが予兆検知した脅威情報は、脅威情報を共有するサイバーディフェンスソリューションのIronDomeを通じて、共有を許可している企業間において匿名で共有される。グループ企業やサプライチェーン全体で、インシデントが発生する前に警戒と脆弱性の対策を実施できる。

 セキュリティ強化の支援としては、分析レポートにより、潜在的な脅威を定期的に報告する。日立ソリューションズ・クリエイトでは、金融、社会・公共、産業・流通など幅広い業種に向けてセキュリティソリューションを提供しており、顧客の業務実態に即した脆弱性性診断などの実施にも対応する。

 ネットワーク脅威検知ソリューションの提供価格は個別見積もり。日立ソリューションズ・クリエイトでは、今後3年間で売上15億円(累計)を目標とする。