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アシスト、ローコード開発ソフト「WebPerformer」の販売を強化 伴走型ワークショップにより企業のDX推進を支援

 株式会社アシストは20日、キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)のローコード開発ソフトウェア「WebPerformer」の販売を強化すると発表した。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援する。

 DXおよびビジネススピードの加速が求められている現在、それに追従するため最低限の要件を満たすシステム(Minimum Viable Product:MVP)を早期に作り上げ、ビジネス部門と開発部門が一体となって、顧客や市場の開発を通じて最適解を探しながらアプリケーションを構築していくことが求められているという。

 アシストでは、こうした場合に適用できるソフトとして、HTML5対応のWebアプリケーションをノーコード/ローコード開発できる「WebPerformer」の取り扱いを強化し、企業の取り組みを支援する。WebPerformerの最新版である「同 2.5」では、ビジネス部門と開発部門の「共創型開発」を促進する画面ファーストの開発を強化しており、さらにWebアプリケーションの操作性・表現力の強化によってWebシステム利用者の利便性や開発効率が向上しているため、こうした目的に最適とのこと。

 またアシストでは、こうした課題を解決するために、共創型の「プロトタイプデザインワークショップ」を開発した。アシストからは、ビジネスモデルを可視化し改善ポイントを発見するためのフレームワークを提供し、顧客企業のDX推進メンバーと実際にそのビジネスモデルを適用するユーザー部門のメンバーに対し、ワークショップを実施する。このワークショップでは、プロトタイプデザインを早期に提供し、ユーザビリティの追求よりも「スピード」を重視することで、ビジネスモデルが変わる手ごたえを体感することを目的とし、顧客企業が「ノーコード/ローコード」開発を自身で推進できるように伴走型のサポートを行うとしている。

 さらに、WebPerformerによる開発が必要な企業に対しては、全国6社(2021年4月現在)の開発パートナーと共同で、ビジネスのアイデアを素早く“カタチ”にするための支援を実施するとした。

 これらの取り組みにより、アシストでは2022年3月までに、WebPerformerの40社への販売を目指す。