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レノボとNCJが提携、マルチクラウドに接続可能なストレージサービスを提供へ

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下、レノボ)とNeutrix Cloud Japan株式会社(以下。NCJ)は18日、マルチクラウド接続ストレージサービス事業において協業開始すると発表した。

 企業におけるクラウドの活用が進展するにつれ、クラウド上に保存されているデータも増えてきたが、事業継続計画(BCP)の観点などから、データの保管には複数のクラウドを使う動きが加速しているという。しかし、同じデータを複数のクラウドで利用するには、高額なデータ転送料金や同期コストが発生することもあって、企業のデータ活用のボトルネックになってしまっているとのこと。

 そこでレノボとNCJでは、高度なセキュリティや信頼性を確保しつつ、PBクラスまで容易に拡大でき、かつ、メガクラウドと接続して利用可能なストレージサービスを提供するという。

 具体的には、さまざまなストレージ、サーバーのポートフォリオを有し、日本国内でのストレージ、サーバーの販売・導入実績も豊富に持つレノボが、NCJが持つマルチクラウド接続ストレージサービスの知見と組み合わせて、BCP対策クラウドサービスを併せ持つ、自社のストレージ製品を提案していくとのこと。

 さらに、レノボのハードウェアベンダーとしての知見とノウハウを生かし、顧客企業のクラウドジャーニーの策定におけるコンサルティング支援から、サーバー実装支援までを行う、プロフェッショナルサービスも提供する。

 あわせて今後、オンプレミスとパブリッククラウドの両方を活用するメリットを顧客企業が事前に検証できる、ハイブリッドクラウド検証センター設立も計画しているとのことだ。