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オージス総研、ハイブリッドクラウド環境向けの運用自動化ソリューション「Cloud Arch」

 株式会社オージス総研は2日、ハイブリッドクラウド環境でのシステム運用負荷を軽減する運用自動化ソリューション「Cloud Arch」を提供開始すると発表した。

 Cloud Archは、オンプレミスやプライベート/パブリッククラウドの複数サービスを利用しているシステム環境に対し、シームレスな運用自動化と統合監視の環境を提供するソリューション。運用負荷の軽減にあたって特に効果の高い「運用自動化」を中心に、「モニタリング」「分析」の3つで構成されている。

 3つのサービスは個別メニューで構成されているため、必要な期間、必要なサービスだけを選択して利用できる。またサービスメニューでの提供以外にも、オンプレミスでのSI構築やカスタマイズ提供にも対応するとのこと。

 メニューのうち「運用自動化」では、株式会社フィックスポイントの自動化ツール「Kompira」を利用し、さまざまなシステム運用を効率的に自動化できるとのことで、あらかじめ用意されている自動化テンプレートから必要なものだけを選択し、利用企業の環境にあわせ、カスタマイズして提供する。

 2つ目の「モニタリング」では、既存の複数の監視システムと連携し、集中表示させる統合ダッシュボードを提供。各ツールのコンソールを都度確認せずにシステム全体の稼働状況をひと目で把握できるようにするとした。またクラウドネイティブ環境の監視など、新たな監視システムが必要になった場合についても、構築・実装から支援するとしている。

 3つ目の「分析」では、既存環境の監視内容を基に、コストやパフォーマンスなどの観点からシステムの利用状況を分析し、改善案を提示する。

 なお、いずれのサービスについても、運用オペレーターや管理者の習熟、維持管理の負担軽減を図るため、操作感を統一して提供するとのこと。また、メニューは今後拡充する予定としている。