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パロアルトネットワークス、ホストとコンテナ向けセキュリティを強化した「Prisma Cloud」新版を提供開始

 パロアルトネットワークス株式会社は18日、ホストとコンテナ向けセキュリティ機能などを強化した包括的なクラウドネイティブセキュリティプラットフォーム「Prisma Cloud」の新版を日本市場で提供開始すると発表した。

 Prisma Cloudは、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)機能を含むWebアプリケーション・APIセキュリティ(WAAS:Web Application and API Security)、ホストセキュリティ、コンテナセキュリティなどの多数のモジュールによる、包括的なクラウドワークロード保護機能を提供するプラットフォーム。

 新版ではWAASにおいて、Webボットを管理し、さまざまな種類のボットに対するアクセスをどのように処理するかを指定できるようになった。既知のボット、未知のボット、ユーザー定義のボットを対象とした、カスタマイズ可能な可視性と保護を提供する。また、WAASにおいて、流量制御を適用してアプリケーション層のサービス拒否(DoS)攻撃を防御する機能を追加した。

 ホストセキュリティにおいては、オペレーティングシステムやオーケストレーター、ランタイムの構成が確認できるようになり、仮想マシンのコンプライアンスを強化した。

 コンテナセキュリティにおいては、セキュリティポリシーやランタイム監査をよりシンプルかつ素早く可視化できる、Kubernetesのクラスタ名によるフィルタリング機能を追加した。CRI-Oにおいては、コンテナやイメージ、ホスト構成の全体で、25種類のコンプライアンスチェックをマッピングできるようになった。

 Prisma Cloudの新しい機能は、Prisma Cloud Compute EditionとPrisma Cloud Enterprise Editionの両方において、18日から順次提供を開始する。