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TIS、サブスクリプションビジネスへの変革を目指す企業向けに支援サービスを提供

 TIS株式会社は10日、新たな収益モデルとしてサブスクリプションビジネスへの変革を目指す企業・団体に向け、「サブスクリプション変革支援コンサルティングサービス」を提供開始すると発表した。

 「サブスクリプション変革支援コンサルティングサービス」は、既存のビジネスモデルからサブスクリプションモデルへの変革を支援するサービス。常に変化し続ける顧客のニーズに対し、既存ビジネスを生かしてどのようなサブスクリプションサービスを提供するか、利用企業と二人三脚で検討し、立ち上げからその後の運用までをワンストップで支援するという。

 また、迅速かつ柔軟な事業・サービス運営を実現するため、専門組織・体制の立ち上げ、サブスクリプションビジネスならではの新しい評価指標・KPIの設定と、タイムリーな分析を行う仕組みを構築する。さらに、サブスクリプションサービスを管理するためのプラットフォーム導入から業務プロセス設計までをトータルで支援するとした。

 具体的なメニューとしては、「ビジネスモデル変革コンサルティングサービス」「サブスクリプション導入支援サービス」「実行支援・最適化支援サービス」の3つを用意する。

 このうち「ビジネスモデル変革コンサルティングサービス」では、現行サービスの整理と課題の抽出を行い、新サービスのコンセプトやターゲット顧客、提供メニュー、プライシング戦略を策定する。また、既存ビジネスモデルをベースとした業務プロセスを可視化して現状課題を抽出し、新しいビジネスモデル・サービス運用を見据えたToBeとしての業務の在り方を定義する。

 さらに現行システムを整理・可視化して現状課題の抽出を行い、新しいビジネスモデル・サービス運用を見据えたサブスクリプション管理基盤の導入検討や、あるべきシステム機能配置、周辺システムとの連携方針を定義するとしている。

 2つ目の「サブスクリプション導入支援サービス」は、サービス立ち上げの実行支援や、新しい業務プロセスへの切り替えに向けたユーザートレーニング等を実施するもの。あわせて、コンサルティングサービスで検討した管理プラットフォームの導入や周辺システムとの連携も実施する。

 3つ目の「実行支援・最適化支援サービス」では、サービス開始後、サービス拡大に向けたユーザー拡大施策やプライシングの最適化を提案する。また、サービス運用における業務の省力化やプロセスの見直し、プラットフォームの保守改善を行うとのことだ。

 TISではこのサービスを、サブスクリプションビジネスに興味・関心のある、SaaS、製造、機械・建設、食品・飲料業界を中心に展開し、2023年度末までに売上10億円、30社のコンサルティング支援実施を目指すとしている。