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デロイト トーマツ コンサルティングとZuora、サブスクリプション型ビジネスの導入・運用支援体制を強化

必要な投資や課題、導入効果を試算する簡易診断サービスを新規提供

 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)とZuora Japan株式会社は23日、協業体制を強化し、サブスクリプションビジネスの導入を目指す事業者への支援体制の向上を図ると発表した。

 今回の協業強化では、DTCは従来のサブスクリプションビジネス導入において特に課題とされる、導入検討の迅速化ならびに既存システムとの連携、また導入後のビジネスの成功に向けて必要となる、改善アクションなどの提案・実行といったフォローアップ支援サービスを拡充、ないし新規提供するという。

 このうち導入検討段階においては、必要な投資や課題、導入効果を試算する「サブスクリプション簡易診断サービス」を提供開始する。現状のビジネス状況を独自の診断ツールを用いて可視化した上で、変革に向けた重要検討課題について、検討の方向性と施策の提言までを迅速に行うとのこと。

 続く導入のフェーズにおいては、DTCが一貫して、ビジネス戦略の策定や業務プロセスの設計からシステム導入までを担えるとした。なお、導入において特に課題となる、既存システムとの連携を見据えたシステムの全体設計など、構想策定とシステム導入についても、きめ細やかな支援を行えるとしている。

 加えて、サブスクリプションビジネスならではの特徴でもある、ビジネス立ち上げ後の継続的な改善アクションをサポートするためのオファリングも立ち上げ、クライアント企業をビジネスの成功まで継続的に支援するとアピールしている。

 なおDTCでは、Deloitteが企業変革の支援に関して世界中で培ってきた知見を生かせる専門のコンサルタントと、サブスクリプション管理プラットフォームの専門的な知見を有するコンサルタントが専門チームを立ち上げ、構想策定フェーズから導入・展開までを一貫して支援するとしており、サブスクリプション関連に関しては、2020年現在、Zuora認定資格取得者が在籍するほか、新たに10名以上が、本年度の資格取得を目標にトレーニングに参画しているとのことだ。